銅栄山 光明寺(福山市新市町)
銅栄山 光明寺(福山市新市町)

仏像

光明寺御本尊 阿弥陀如来像
光明寺御本尊 阿弥陀如来像

光明寺御本尊阿弥陀如来像あみだにょらいぞう

西本願寺にある『木仏之留きぶつのとめ』に、慶長13年(1608年)、光明寺第四世祐善法師ゆうぜんほっしが、光明寺に伝わる阿弥陀如来像の登録を本願寺に申請し、承認されたという記述があります。

この阿弥陀様は、背中に『日輪光背にちりんこうはい』と『舟形光背ふながたこうはい』の二つを背負われておられ、非常に珍しい例です。

また、のどの部分には首輪のようにみえるしわがあります。これは『三道さんどう』と呼ばれ、仏さまがけんしゅう無学むがくの三つの段階を経て、さとりに達したことを表しています。

どの阿弥陀如来像も「蓮座れんざ」の上におられますが、近世の像ははすの花がもう少し開いているのに対し、この仏像の蓮座はつぼみが少し開きかけた状態です。

これらの特徴から、光明寺の阿弥陀如来像は中世末期・室町時代の作と推測されます。

無量寿堂 舎利仏

無量寿堂 舎利仏

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